東京・突撃朗読1

2005年7月23日(土曜日)

大阪から名古屋経由の夜行バスへ東京に行く。

「井之川巨さんを偲ぶ会」(飯田橋・エミエール)に潜入、主催者の一人に会費五千円払ってもらう。
以下のように私は話をした。
「井之川さんは寄場の集会に参加し、奮起させるような詩を朗読していた。詩集などに寄場の作品が掲載されていないのは残念です。寄場の詩の中に、今の政治状況の中で読むとピッタリのマヤコススキーばりの詩があり、私もこれから読み続けようと思います。」と前置きして朗読した。
●冬に向かって行け        井之川巨
冬は
ドブ川を凍らせ
水たまりを凍らせやってくる
冬は
おれたちの鼻水を凍らせ
冬は
北風のむちで
おれたちの頬っぺたをたたきながらやってくる
冬は
ものをいおうとするおれたちの唇を
ぎしぎし凍らせようとやってくる
しかしおれたちは
凍った唇を歯でかみ破ってでも
語りかけるだろう
おお
冬こそおれたちの宿敵
戦前、全協をつぶし
戦後、産別会議をパージし
いままた
右側から吹きすさぶ労線統一の雪あらし
冬は
いつだって鼻先で笑いながら
おれたちの仲間から仕事を奪っていった
湯気のたつ食べものや
温かい寝床を奪っていった
ときにはその生命さえ奪い去った
しかし
この地で死んだ仲間たちは
遠くへ行ってしまったのではない
夕映えの光のなかに
泣きわめく子供のなかに
もえさかる焚火のなかに
投げられた石つぶてのなかに
いまも死んだ仲間たちは生きている
生きて共にたたかっている
おお冬よ
試練の季節よ
おまえはおれたちにとって
またとない好敵手だ
きょうも
冬の手先たちはねらっている
望遠レンズを銃口のようのに構えなが
車のなかから
建物のなかから
春の使者たちをねらい撃ちしている
だが冬はほんとうに
おれたち労働者の熱くもえる心を
冷凍魚のように凍らせることができるか





地震でJRも地下鉄も止まる、それで歩いて新宿に向かう。バスはこないし、空タクシーは来ないし、夜6時から7時までの終了5分前に新宿西口地下広場に着く。
ここで毎週土曜日に「反戦意思表示」をしている、それにかけつけたのだ。
いきなりティシャツを脱ぎ「反戦アンデパンダン詩集を読む」のティシャツに着がえる。そして本を朗読する。
主催者等に写真を撮られる。広場と言っても天井は低く、声の帰りは良い。わずかな時間であったが気持ち良かった。
基本的には声を出さないビラをまかないということでこの行動が続けられているが、主催者もそれを打破したいらしい。
http://www.seiko-jiro.net/modules/news/article.php?storyid=360
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by juntyandes | 2005-07-27 15:03
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