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サイクル話の話、休業

近日中に、連絡先の自転車屋が休業しますので、
今までの「サイクル話の話」の電話、住所が使えなくなります。

当面、ブログへの書き込み、メールでの連絡をお願いします。
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by juntyandes | 2005-03-18 07:58

仕事の詩3 3.8朗読素材

今日の仕事

今日は若い監督の手元で細々な仕事をした
墨だしの手元やったり
セメント置場を作ったり
ああやれ こうやれと言われ
俺に任せておけば良いのにと思いながらも
ハイハイと言われたとうりにやっていた

今日は家屋の解体作業
窓をはずす壁をぶちこわす
天井を落とす時に埃をかぶる
屋根に上りパネルのまま屋根を落とす
グラグラと裸になった鉄柱がゆれる
二三度釘をふみぬいてしまったが
そのまま仕事をした
顔は埃だらけ靴下は血まみれだった

今日は明日が開店のショッピング街の仕事
店舗には商品が並び
イベント屋はリハーサルを繰り返している
設備電気内装 職人はまだ作業している
街路の敷石も完成していない
山となったゴミをトラックに積込む
ゴミは後から後から出てくる
掃除しながら一日ゴミの積込み

今日の仕事は遺跡堀
冷たい風が吹きっさらしの河原です
重機で水辺の土を掘りあげる
まっ黒な粘土の中に土器のカケラを探します
言われなければ只の石っころなのですが
何千年も前の遺物と言われ
形が残っているのを探し当てると
もう興奮してしまいます

今日はマンホールのステコン打ち
穴の底に砕石を敷きつめる
ランマーをかける真似をして写真を撮る
田んぼの中の細い道でミキサー車が入れず
一輪車を押してのコンクリート打ち
掘り返した土がある
デコボコの道を何十回も往復した
          (寄場詩人1)

今日は片付けだと言われて仕事を決めた
現場に行くと生コン圧送車が来ていた
それでも送ってきた番頭は
片付けだと言い張り帰った
やっぱり本家が片付けで
助っ人はコンクリート打ち
床を打っている
あっちだ こっちだ
生コンの流れ込む音をたよりに
仮設支柱が立ち並び足元が悪いなかを
型枠をたたいてまわった
          (寄場詩人6)

今日は床下にもぐってピット掃除
カッパと長靴に身をかため
水のたまった床下にもぐりこみます
大きなゴミを拾い上げ
ホースで水をまきながら泥を流し
ポンプで泥水を汲みあげます
曲げた鉄筋に身をよじりながら
出入りするのが大変です

今日は冷蔵倉庫で冷凍魚の仕分け作業
魚の種類 大きさ 等級などに分けて
パレットにはいづけする
朝方は暇だったが
本船から荷が揚がり始めると
休憩もせず一服の間もなく動きまわる

今日は砕石ひき
大型ダンプが砕石をあけ
ブルトーザーが砕石をならす
重機でやるからいいよ
危ないから下がってろ
二人の予定のところ四人も来て
L字溝の上を掃除するぐらいで
大した仕事もなくて
暇をもてあました一日だった
          (寄場詩人10)
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by juntyandes | 2005-03-12 08:08

仕事の詩2 3.8朗読素材

いずれも、90年から95年(?)まで全国に無審査掲載で呼びかけた詩誌「寄場詩人」に掲載された作品です。
●そうやって朝は早くなる
仕事が少なくなると
すぐ人は集まって
バスは出てしまう
つぎの日
昨日アブレた人は
もう少し早く出てくる
だから昨日よりも早く
人は集まって
昨日よりも早く
バスは出てしまう
そうやって朝は早くなる

●一瞬の朝
一瞬の違いで
バスは出てしまった
そして今日はアブレ
一瞬の違い
一秒の違い
顔付けのバスは出てしまった
天国と地獄
飢餓と満腹
労働とふて寝

●仕事がなくなって
仕事がなくなって
人間の臭いが満ちてくる
たちん坊もあっちこっち走りまわる
はねとばされる人きりすてられる人
おかゆの炊き出しに長ーい列
車にのれなくてデズラかせげなくて収入なくて
気楽な稼業だと思っていたが日雇いのつらさ知る
わかる無銭飲食コンビニ強盗
水面に上がってパクパクと金魚
うばい合いけとばし合いうまいことたち回れず腹をすかす

●ねんき
誰にでもできる仕事ですと
けんそんして言うことはあるけれど
そうですかと うなずかれては困る
スコップ一つの使い方でも
パイプ一本のかつぎ方でも
やり方があって
ねんきがあって
誰にでもできる仕事ですと
けんそんして言うことはあるけれど

●アンコウ
腹をすかせても
キバをみがくわけではなく
ひたすらエサがとびこむのをまつ
アンコウ

腹をすかせても
頭はさげない
声がかかるのをまつ
タチンボウ

仕事にいかなくても
一ヶ月に一回いっても
一年に一回いっても
ヒヤトイロウドウシャ

●カラッケツ
いつもサイフはカラッケツ
貯金なんてありはしない
三日続けて働いて
四日休んでカラッケツ
いつもアップアップ
部屋代はらって
メシを食べて
金がなくなりゃ仕事に行って
金ができれば くすぶって
いつもサイフはカラッケツ

●頭を下げなかった
はらをすかし
つめにひをともし
からだにひをともし
なんとか生きながらえている
金をかしてくれる人はいない
セールスのできない私
仕事がとびこむのを待っていた私
やがて出てくるだろうと
いつも しんぼうしてきた
頭をさげなかった
血を売った
たくわえを売った
それでなんとかなってきた
ひとりでしんぼうしてきた
さてこの不景気しんぼうするだけで
なんとかなるのだろうか

●きせきはおこらなっかった
はらへこみ
ほほはこけ
ひょうじょうなくなる
ふらふらのあしもと
じかたびやぐんてをいれた かみぶくろさげ
どうせしごとに いけるわけないと おもいながらも
かすかなのぞみもち
きょうも あさはやく よせばにでてみた
しかし しんじんがたりないので
きせきはおこらなかった
ああ あしたは
きせきはおこるだろうか 
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by juntyandes | 2005-03-12 08:05

仕事の詩1 3.8朗読素材

3月8日の朗読の素材
ずいぶん前に,日雇労働していた時に作った詩です。気恥ずかしいけど。

●雨
雨がふる
雨がふる
雨がふると
心もジメジメ
雨がふると
気が重くなる
雨がふると
仕事に行かない
仕事はあまり好きじゃないから
へたな現場に行って
カッパを着て仕事なんかしたくない
雨が降る
雨が降る
どうせ今日は仕事はないと
寄場にも出ずに
ふとんの中
雨がふる
雨がふる
仕事に行かない
雨がふる          (寄場詩人7)

●雨の仕事
いつもの様に現金の仕事に行く
飯場へ行くとポチポチと雨が降ってきた
雨のためすでに中止になった現場もあって
仕事が決まらず ずいぶん待たされた

雨はシトシト降りつづく
仕事はできるんですか?と番頭に聞くと
「あんまり降るようだったら監督に言って帰って来い午前中だったら半人工、監督に何分か聞いて帰ればいい」

現場で待つうちに雨は激しくなってきた
職人も監督も現場に出てこない

監督はのんびりと九時すぎにやってきた
「カッパ持って来なかったのか、しょうがないなあ今日は雨が降ってもやると言っておいたのに」

仕事は地下駐車場の砕石ひきと鉄筋屋の手元
明日 土間コンを打つので
今日中に配筋まですまさなければいけない

雨は激しく降り続く
監督が持って来たカッパを着て作業していた
動き回るうちにカッパの内側に体温がたまり
顔から汗がふきでる
たまらなくなってカッパを脱ぎすてる
すでにパンツまで汗でびっしょり

番頭は雨にぬれたら早めに帰ってこいと言っていたが
仕事は追われていて
監督はつきっきりで
雨にぬれながら五時までめいっぱい仕事した

雨は一日じゅう激しく降りつづいた
こんなに降るとは思っていなかっいたので
カサは持っていないし着替えもない
ずぶぬれのまま地下鉄に乗って帰った
ずぶぬれのままラッシュの地下鉄に乗って帰った   (寄場詩人7)

●私の体は片焼きせんべい
私の背中
私の体の中で
一番
陽に焼けている
裸になると
下半身は
むらむらとくるぐらい
白くて
恥ずかしいくらいだ
仕事するとき
いつも太陽を背にしている
長袖の上からでも
私の背中は陽に焼けている
私の手は陽に焼けていない
仕事をするとき
いつも軍手をしているから
私の手は陽に焼けていない
私の体は片焼きせんべい
カレイやヒラメの裏表
私の背中
私の体の中で
一番
陽に焼けている        (寄場詩人8)

●道路舗装工事
好き好んで来たわけではない
かつてに番頭が割振りしたのだ
やつたことのない仕事だし
朝から気がめいった
全面舗装でないのでフイッシャーは使えない
ダンプが下ろしたアスファルトを
スコップとトンボでならしていく
表に立っているだけで汗だくなのに
アスファルトの熱気のガスを吸いながら
スコップでアスファルトを放り投げる
私は地下足袋なので始めのうちは入らないようにしていたが
力が入らないのでアスファルトの上にのって作業する
地下足袋がアスファルトをかぶる
火傷しそうだ
がまんしながら作業する
指を動かし地下足袋の底を地面でこするが
こびりついた熱いアスファルトはとれない
汗ダクダク水をガブガブ飲む
熱気に当てられて直ぐに力つきて
作業は続けられない
長い一息を入れながら作業する
地下足袋はアスファルトがこびりついて
使い物に成らなくなった
もっとも使い古して張りつけがはがれていて
いつ捨てようかと思っていたので
ちょうど良かった
ズボンに付いた乳剤は落ちそうもない
今日は体力を使いはたした
私の10年20年先輩が平気な顔して
私以上に仕事をしていた
風呂に入ると足の親指のつけねが水ぶくれしていた(寄場詩人13)

●こあくとうと おおあくとう
ももたろうきぶんの おおあくとう
たからじまにいる こあくとうを
あくとうの かざかみにもおけぬと
おやぶんたちに かいじょうまわし
ひとをあつめて おどしをかける

こあくとうは このしまは
もともとおれのしまだと いいはり
おおあくとうは たからもほしいけれど
こあくとうが おおきなかおするのが きにくわなくて
このきかいに つぶしてしまえと おもっている

たからは おやぶんどうしで わけあっても
こぶんには まわってこない
おやぶんは けんをふりかざし
ちからこそ せいぎだと さけんでいる

おやぶんは さけぶだけで
いつもしぬのは こぶんだけ

あくとうに いいもわるいもあるものか
でいりに せいぎもふせいぎもあるもんか(寄場詩人17)

●起りえない事故が、なぜ起るのか?
学者や役人は語った
考えられない、予想もしない、起りえない事故だと

起りえない事故が起るという、この矛盾を
御用学者や警察は個人の責任に転嫁しょうとする

現場では起りうる事故が無数にある
ハッとしながら労働者はふんばっている
安全第一だけを考えていたら能率が上がらない
現場の労働者は俺だけはだいじょうぶだと危険かくごで仕事している

土木建設業界じゃ重層下請するうちに安全対策はスローガンだけになってしまう
安全第一と言いつつも、金も人も時間も出さないから
結局現場の労働者のふんばりに安全はまかされる

行政も事故さえ起こさなければ業者となあなあで告知してから査察する、
その時だけは安全第一
役人は大学出てたって現場実務は知らないから、業者にたよらなければ何もできない

入札談合はなぜなくならないのか?
重層下請はなぜなくならないのか?
行政はどうして業者に指導力をはっきできないのか?
これを解決しなければ、事故はいつでも起こる

俺が言いたいのは事故は個人の責任で起こったのではないと言うことだ
もうけ第一で安全ををおろそかにする土木建設業者の責任である
それを許している行政の責任である       (寄場詩人19)

●六月のある日
 釜ヶ崎で現金のバスに乗る。奈良の飯場に着くと雨がパラパラ降り始めた。
 飯場から業者へ行き待機する。そのうちに雨は本降りになり、仕事は中止
となってしまった。「ああ今日は、お帰りか」と思いながら飯場にもどった。
 飯場の社長はちょうど現場に行こうとしていた車から契約の人を下ろし、代わりに私をその車に乗せてくれた。
 私はラツキーと思いながらも、この雨の中でカッパ着て仕事したくないし、不安な気持ちで現場に向った。
 
 現場はアーケードのある商店街で、これなら雨に濡れないし中止になることもないしラッキーである。
 仕事は下水道の分岐の取り付け作業、各戸の敷地内に手掘りで丸マスを設置し、塩ビ管で本管に接続する。
 重機での掘削はすぐ出来なくなった。電話のケーブルが四本、水道本管が二本接近して通っている。苦労して手でかくように少しずつケーブルの下の土をどける。古いヒューム管から水が漏れてきて地下足袋は濡れる。
 本管の深さは2メートル50はある。重機を使いながら掘り下げていく、深い所の砂地がえぐれる様に崩れている。シートパイルは用意してあったが山留めは最後までしなかった。いつ山が来てもおかしくない。私は深い方に入らないようにした。

 五時になった。なんとか生き埋めにならずにすんだ。まだ埋め戻しが終っていなかったが現金の私だけ先に帰った。雨がチラチラ降っていた。     (寄場詩人22)

●ビラはりしていてパクられた
暗黒の闇の中から人間がとびだした
私はすぐ反対方向にかけだした

はしった はしった ガードをくぐり路地をぬけ・・・
はしった はしった ガードをくぐり路地をぬけ・・・と思ったが

10メートルほど行ったガードの下で私はこけた
おっかけてきた人間が肩をつかんだのだ

その人間は私に馬乗りになり、わめいた
「ゆるさへんで ゆるさへんで」
私はしまったと思った 観念した
小柄なこの人間から逃げられそうな気もしたが
ケガをしたくないので じっとこけたまま 静かにしていた

「なんで逃げたんだ 許さへんで 許さへんで」
あいかわらず一人で騒いでいる
他の人間はやってこない
ここで私は思った
これは逃亡をさそっているんだ逃げたらボカスカなぐられる

「10時20分(午後)現行犯で逮捕する」
「抵抗するな ゆっくり立ち上がれ」
と馬乗りの人間は言った

私は無言のまま その人間に微笑をかえした    (寄場詩人24)

●ひさしぶり
ひさしぶり
こんな広い部屋に一人で
ワンルーム 便所もついてカーペットひいて

ひさしぶり
仕事のことも考えず
ゆったりと 大の字で寝る

ひさしぶり
空調もついているし
そのうえ 一晩中電燈もついて      (寄場詩人24)

●すてきな時間
こんな空間に閉じ込められて
てもちぶさたで
正座して座禅のまねごとをする
目をつむっていると
うつらうつらしてくるので
目をみひらき
壁のしみをみつめる
煩悩がつぎつぎにうかび
α波はでてこない
そのうち足がしびれてきて
あぐらをかく
大きく腹式呼吸をする
壁のむこうに何も見えぬままの48時間       (寄場詩人24)
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by juntyandes | 2005-03-12 07:58

最近の朗読予定

◆3月8日(火)
P.P.P.P.C.B.N. cocoroom booking night
18:30open 19:00start 1500円+1drink
出演・赤月たいと・HOSOME・奥村玄・他
私は合田清(さすらいのザ・ピアノマン)さんのピアノと競演して、
労働の詩を中心に、未朗読の詩を読みます。
◆3月12日(土)13日(日) 
ヒューマンメッセージinおおさか2005
開催時間 11:00~17:00
開催場所 なんばパークス1階 カーニバルモール
13日12時頃、ステージで朗読。
◆3月28日(月)大阪紙の芝居劇場
reading THE BIG ISSUEシリーズ第2弾
meet the big issue
18:30open 19:00start 料金:1500円(1ドリンク付)
紙芝居:かまなびごえん
おはなし:「社会をむすぶ仕事と自立」THE BIG ISSUE 販売員
朗読:橘安純、上田假奈代
ピアノ演奏:合田清(さすらいのザ・ピアノマン)
おはなし:「社会をひらく仕事と表現」
安田雅弘(山の手事情社主宰)、秋田光彦(大蓮寺住職、應典院主幹)
お問い合せはココルームまで tel.06-6636-1612 cocoroom@kanayo-net.com
◆ 4月2日(土)
ダイヤモンドライブ
出演・はに 吉田一平 橘安純 ニュー苔 中宮竜善 菓子屋
1000円(ワンドリンク付)
京都・汚点紫(しみむらさき)
京都市北区紫野西御所田町35
堀川北大路西入る北側  TEL 090-8143-6886
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by juntyandes | 2005-03-05 07:50