パホォーマンスで社会との関わりをつくる
私は以前から詩を書いていた、しかし人前で朗読することはなかった。詩集、文集などを作品の発表の場としていた。ドヤに住み日雇労働していたときは日雇労働寄場生活をテーマに、野宿してからは野宿生活をテーマに冊子を作つている。
2004年cocoroomの「ビックイッシュリーデング」という催しに詩の朗読と、それとは別にパホォーマンスをした。今まで話下手で人前は苦手であったが否応となく舞台にあがってしまった。 もともと人前で話したい体を動かしたいという欲求がありながら、根っからの性格、消極的協調性なし、で出来なかっことを年若の人に背中を押された。 自分がそんなことをしていて他人の舞台を見るようになり好きなアーチストのライブに通うようになる。そんななかから色々な関わりができ、多くの人々と交流するようになった。今50代の私に青春が来ていると思っている。 人前で初めて詩の朗読をしたときは緊張だけで、客の顔も見えず反応も分からなかった。そのあとの「ビックイッシュリーデング」でのパホォーマンスでは私の台詞忘れ等に笑いが起こった。その笑いをもらったことに、私はとても感激し嬉しく思った。その感じが、いま舞台に出たいと思う原点になっている。 冊子を媒体とした表現を長く続けてきたが、それは私の性格の反映かとても暗く一人よがりのものだったと思うようになった。社会生活のなかで自分が主張できていない分、自己主張できる場として冊子を作って来たように思う。そんな態度で作っているから、冊子の発行を評価する声は聞こえてくるが、積極的な協力者はほとんどなく、自分だけで製作発行してきた。 今、人の前で詩の朗読パホォーマンスをしたいと思っている。自分を誇れる場を求めている、他人から評価(良い)されたいと思っている。それがあるから、その場を作るために他人と関わりを作ろうとしている。 朗読パホォーマンスが私と他人との関わりを作る手立てとなっている。パホォーマンスが私と社会との関わりをつくっているといえる。でもやっぱり人付き合いは苦手である。
by juntyandes
| 2005-11-27 18:21
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