詩のボクシング奈良大会 初戦敗退 相手は準優勝 すると私は銅メダル?
●イベント終わってほっと一息つきたいところだが、大会前には優勝したらどう辞退しようかと思っていたので、初戦で負けてガックリしてどんどん落ち込んでいる。
元々、他人と付き合うこととか大勢の人の中にいるよりも、一人でいる方が楽で、無理して背伸びしてカッコつけて社交してしまった反動が現れてきた。根暗で鬱気質の私である。 ●詩のボクシングに始めて参加した。今年初頭に昨年の詩のボクシング全国大会をNHKで見たことがあった。しかし私など出られないと思っていたが、Aさんに一緒に出ないかと誘われて最初は付き合いのつもりだったが、そのうち本気になってきた。 奈良予選(大阪大会はすでに終わっていた)が6月3日にあった。予選は詩のボクシング主催の楠かつのりさんが一人で選考にあたった。楠さんは一人一人に論評した。「使い回された言葉ではなく自分の表現で・・・(というような内容のことを言ったような・・・・うる覚えの三週間前の記憶)」とか「座って朗読すると本人が落ち着いてしまって観客によく伝わらない(カッコ内 同上)とか本選でより良く朗読できるようにとの言葉であった。 予選の時、私は「うんうんはう」という言葉遊びの早口でまくしたてる作品を朗読した。楠さんは私のテキストには何も言及せずパホーマンスというよりもキャラクターを認めてくれたようだ。楠さんは「何ものか?」「子供のように・・・」と言われ、私の講評以外の時にも私たちについて言及してくれて、私は少しいい気になっていた。 決勝戦まで四本の作品が必要だが(敗者復活戦を入れると五本)私は三分間の作品を八本まとめ、朗読の練習を日夜おこなった。決勝戦までのトークのイメージトレーニングをした。 Uさんに朗読を聞いてもらうと、Uさんは「負けたら審査員が悪いのよ」と言われた。いよいよ私は優勝したらどうしようかと考え始め、そのことを公言する様になった。 ●6月24日奈良大会本選で華奴(はなやっこ)さんと初戦を闘うことになった。 予選は五人ずつ並ばされ、次々と朗読していった。その時、私は最後に朗読したが華奴さんは同じ組の二つ前だったと思う。私は華奴さんの朗読はほとんど耳に残らず、後の楠さんの講評で短歌だということだけ分かった。 私は本選前にもし華奴さんと当たったら句で対抗しようと思っていたので本選前の抽選で対戦すると決まった時から「野宿生活秋から冬へ」を詠むと決めた。他の作品は詩の形をとっていて、この作品だけが句の作品だった。 初戦の舞台に上がる。私が先攻である。「相手が華奴さんになったので決勝戦に準備した作品を詠みます。・・・・・・・え--時間がない(言いよどみ、頭を手で打つ、ここで若干笑い)私はある公園で小屋を建てて野宿生活をしています」という前振りしてから「野宿生活 秋から冬へ」という句の作品を動きを入れて詠んだ。 この時、前振りで言ったことは、単に相手が短歌の人なので私も対抗して句の作品にしたということで、その時は相手が強敵、優勝候補であることは全く分からなかった。 華奴さんが短歌を歌い、審査員5対2で私が負けた。 華奴さんの舞台はシンプルだ左手にテキストを持って、大きな動きはせずに淡々と」歌うのみだ。 勝ち抜くごとに目先を変えて違うパホォーマンスをする人もいた。そう言えば優勝した松本さんも基本的には同じパホォーマンスを続けていた。 私は初戦敗退で燃焼しきれず。気持ち定まらず、華奴さんの短歌を鑑賞できなかったが、華奴さんは圧等的なジャッジの支持で勝ち抜いて行った。 ●優勝者松本きりりさんは今年三重大会で優勝できず奈良大会に再度挑戦したそうで、以前には全国大会にも出場していたらしい。 予選のとき松本さんに私が思ったことは「流れるような台詞まわしと、それにあった軽い動き」それが、どうにいっていて、私にはそれが鼻について私はよい感情は覚えなかった。テキスト内容についても、ほとんど私の頭の中には残らなかった。本選の時も予選と同様な朗読をしていた。ただ見ていて気になったのは、その台詞まわしとその動きの滑らかさに比べて、テキストを見ている視線が長いのが気になった。 ●予選で使った作品を二回戦で使った人がいた。一回戦では、みんな予選で朗読した作品を使わなかったのではないか? 初戦で敗退した人で、もっと聞きたかった人が一匹猪さんと杏さだ子さんだ。両者とも予選の作品を朗読していれば初戦通過したかもしれないと私は思った。 ●一日おいて後から考えると、予想され期待された人が決勝まで言ったと思うようになった。 笑をさそったり、パホォーマンスだったりキャラクターそのものがひかる人はあったが、作品の文学的水準の高さは決勝に残った二人は秀でていた様で、予選の時にそんなこと感じとれなかっいた私は馬鹿であった。 ●最近、私は笑を求めたり言葉あそびを追及したりテキストの内容よりも、仲間内で面白いことを書く傾向が強くなっている。よくない。
by juntyandes
| 2006-06-26 23:25
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